SnowForest WEBLOG



研究における経験の継承

2015/03/19

実験の手技というのは、
tipsの集まりのようなもので、
単純な作業に見えても、あるちょっとしたコツをするかしないかで結果は大きく変わることは多々ある。
ほんの一瞬に起こった出来事に対する対応が、
実験の成功・失敗を分けるカギだったりする。

実験において重要なのは、必ずしもうまくやることではない。
うまくいかなかったことに疑問を持ち、
そこで起こった問題を如何に解決していくか、
そこには経験と知識の両方が必要になる。

経験を得るのは容易なことではない。
人ひとりの時間なんて限られているからだ。
ただ、その経験を継承することはできる。
経験をした者は論文を書く。
経験を受け継ぎたい者は論文を読む。
論文を書くことも、
論文を読むことも、経験をつなぐ研究者の義務である。

ただ、こまかなtipsは論文には記載されていない。
実はそこが大事だったりするのだが。

そのために、
うまくいっている人とつながり、
話を聞くなり、
その人の実験を見学して、
一挙手一投足を逃さず観察する。

ただ漠然と話したり、見学していたのでは何も身につかないだろう。
常に自分の実験に対する問題意識を持ち続ける。
何を聞くべきか、何が自分の手技と違うのかを、自分の方法を疑うのだ。

結局、自分がどこまで経験しているか、
自分がどこまで「失敗」しているかが必要なのだ。
失敗も実験を成功させるための大事な準備なのだ。

研究とは、他の誰かが知らないなにかを調べ、作り出していくこと。
誰かのマネをするだけで済むことなんてほとんどない。
それを応用し、自分の研究に活かしていく。
自らが問題を解決していく力をつけることが大事。

失敗を恐れず、
どんどん手足を動かそう。
そして失敗から学び、自分にしか出来ない新しい何かを生み出していこう。

と、今日の実験を失敗してしまった自分に言い聞かす。。。。
なんでうまくいかないかなぁ (T~T)

コメント

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>